2死から失点走塁ミス…まずさ目立った阪神

[ 2008年9月16日 22:36 ]

 【神2-5中】阪神・岡田監督が最も嫌う負け方だった。投手は2死から失点し、攻撃は走塁ミスあり、拙攻あり。阪神は、まずさばかりが目立つ敗戦で、2位巨人に3ゲーム差に迫られた。

 先発福原は3回2死走者なしから崩れた。森野に真ん中の直球を左翼席に運ばれ、さらに荒木に二塁打、李炳圭に甘い変化球を右翼席に軽々と持っていかれた。「初球やろ」としかめっ面の岡田監督。森野に対し、簡単にストライクを取りにいったことを責めた。2―3の7回も、2死走者なしから3番手の渡辺が谷繁に四球を与えた。代わった江草も代打立浪と、森野に連続安打を浴びて痛い2点を失った。

 走塁ミスは0―3の4回。鳥谷の11号2ランで1点差とし、なお連続安打に犠打で1死二、三塁の場面。代打林威助の一ゴロで三塁走者の矢野がスタートを切れず、三塁付近にまで達していた二塁走者の関本が挟殺された。「(ゴロなら)全部本塁(に突入)でええと言ってるのに」と、指揮官は矢野の走塁に苦言を呈した。

 10安打しながら11残塁と、好機であと1本が出なかった。中日が自滅した前夜とは打って変わり、この日は阪神にミスが噴出した。

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2008年9月16日のニュース