小松13勝!オリ「キターッ!」CSマジック点灯

[ 2008年9月16日 21:27 ]

13勝目を挙げたオリックス先発の小松

 【オ4―1ソ】オリックスが連敗を3で止めた。3回1死満塁から下山の犠飛で先制。6回無死一、二塁から後藤、北川、日高の3連打で3点を加えた。小松が6回無失点で13勝目。小刻みな継投も決まった。2位オリックスが4―1でソフトバンクに勝ち、3位以内で争うクライマックスシリーズ(CS)進出へのマジックナンバー「10」を点灯させた。この日は日本ハム、ロッテが敗れ、楽天を含む3チームが自力でオリックスを上回ることができなくなった。

 重圧を力に変えた。「負けられない状況を楽しんだ。自分はチャレンジャー。その初心に戻った」。6回無失点。チームの連敗を3で止め、クライマックスシリーズ(CS)へのマジック10をともしたオリックスの小松は、誇らしげだった。

 走者を背負いながら、粘り強く投げ抜くのが2年目右腕の真骨頂だ。2回、自らの一塁悪送球で2死三塁としたが、荒金を落ち着いて投ゴロに。6回2死満塁、松田には徹底してスライダーを続け、二飛に打ち取った。「ピンチを抑えれば、チャンスがくると思って投げている」。言葉通り、その裏、打線が奮起し、3点を追加した。

 チームトップの13勝目。試合後のインタビューでは、恒例となっているお笑いタレントの物まね「キターッ!」を絶叫。「生で見たかった」と言う清原が、この日はお立ち台のそばで見守った。チームの盛り上げ役としても、一役買った。

 大石監督も「小松はたいしたもの」と目を細めた。残り12試合。右腕の力投で息を吹き返したオリックスが、悲願のCS進出へ突き進む。

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2008年9月16日のニュース