北山逆転打！佐藤薬品工業が逆転勝ちで４強

４回、北山の中前打で勝ち越しのホームに突入する山根亨介（左）

　天皇賜杯第６３回全日本軟式野球大会（全日本軟式野球連盟、スポーツニッポン新聞社主催）は１５日、埼玉県営大宮公園野球場など２会場で準々決勝４試合を行った。昨年の覇者・佐藤薬品工業（奈良）はセーレン（福井）に４―１で逆転勝ち。佐川急便関東（東京東）はニデック（愛知東）を２―０で破り、東日本勢の牙城を守った。１６日は同球場で準決勝２試合を行う。

【１５日の結果
】

　【佐藤薬品工業４―１セーレン】前年優勝の佐藤薬品工業は１―１で迎えた４回１死二塁から８番・北山が鋭く一、二塁間を破り、山根を決勝のホームに迎え入れた。「転がせば何とかなる。低い打球を打つことだけを心がけました」。和歌山商から東北福祉大に進学。大学時代の大半を学生コーチとして過ごしたが、社会人入り後、再び現役として活躍する機会を得た。大会連覇へ試合に出る喜びをかみしめながらプレーを続けている。