西武 逆転勝ちでVマジックは7

[ 2008年9月16日 21:21 ]

 【西4―3ロ】西武は1点を追う四回、細川の2点適時打などで3点を奪い逆転。このリードを7投手の小刻みな継投で守り抜いた。石井一は6回途中まで3失点で11勝目。

 西武・渡辺監督は試合中に選手のミスを絶対に責めない。「選手を萎縮させたくない」としかる代わりに「次、取り返してこい!」とハッパを掛ける。だから、試合前までのリーグ最多のチーム三振数(993)は、失敗を恐れずフルスイングを続ける証拠でもある。

 昨年から7連敗中と相性の悪い渡辺俊が相手でも、わずかなすきをうかがい、バットを振る。

 1―2の4回1死満塁で、細川が内角シンカーに反応。振り抜いただけに打球は鋭く、三塁手をはじいて逆転の2点適時打に。力強く振った片岡の一ゴロも高いバウンド。追加点を奪い、対渡辺俊の連敗をストップ。渡辺監督は「しっかり振れたね。黒星を付けられて良かったよ。負けっ放しは面白くないから」と笑った。

 優勝マジックは「7」だ。「ゴールが見えている分、気持ちも盛り上がってくる」と渡辺監督は言う。苦手投手も倒し、西武ナインの積極性はどんどん増すばかりだ。

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2008年9月16日のニュース