広島3連勝!今季初の貯金

[ 2008年9月16日 23:11 ]

 【広6-5ヤ】広島が3連勝で今季初の貯金1。4―5の7回、天谷の右前打で同点とし、延長11回2死一、二塁から栗原が左翼線安打を放って勝ち越した。その裏、1死二塁をしのいだ永川が35セーブ目。

 打球が左翼線に弾む。祈るように見詰めていたナインが、大喜びでベンチから飛び出した。5―5の延長11回2死一、二塁から、栗原が勝ち越し打。「(7、9回の勝ち越し機で)凡退していたので、何が何でも打ちたかった」。接戦をものにし、主砲は充足感に浸った。
 開幕からチームでただ1人全試合に先発出場。腰や背中の疲労はピークだ。それでも常に向上心を失わない。「毎日打撃を正しい感覚に戻してやらないといけない」と、練習方法を工夫し、打撃の専門書を読むなど研究を欠かさない。4番打者としての自覚が、栗原を突き動かしている。
 待望の貯金1だ。開幕カードを除けば、ブラウン監督体制3年目で初。中日と並び、3位も死守した。「うれしいです。残り試合も全部勝つ」と栗原。総力戦を制し、広島がここから波に乗る。

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2008年9月16日のニュース