李スンヨプ3打席連発!巨人6連勝

[ 2008年9月16日 18:57 ]

4回巨人2死一塁、李が右越えに2打席連続となる4号2ランを放つ

 【巨14-1横】巨人が連勝を6に伸ばした。李スンヨプが3打席連続本塁打で7打点を挙げるなど、16長短打で今季チーム最多の14得点と大勝した。今シーズン初先発の久保は8回を6安打1失点で今季初勝利。

 力強いスイングにはじかれた白球が、3度も夜空を舞った。巨人の李スンヨプが昨年9月7日以来、来日2度目の1試合3本塁打で、7打点の大暴れ。「3打席連続も7打点も、韓国時代を含めてプロ入り後初めて。とても興奮している」と喜びを隠せなかった。

 まずは1―0の3回2死一、二塁。那須野の初球、肩口から入る甘いカーブを完ぺきにとらえ、右中間席中段へ3ラン。「前の打者が歩かされて一瞬熱くなったが、すぐ冷静になった」と狙い澄ました一打で勢いに乗った。4回は2死一塁で、カウント0―1から外角高めのフォークボールを右翼席へ。6回も2死一塁から初球、真ん中低めの直球を中越えへ運んだ。

 3本とも第1ストライクをとらえた。昨オフに手術した左手親指付け根の痛みから、ようやく解放され、積極性がよみがえった。「自信があるから初球からいける。指に問題がないから、自分のスイングができる」と復調を実感している。

 今季は2軍生活が長く不本意だった。その分、意気込みは人一倍だ。「今も完ぺきと思っていない。もっと試合に出れば状態は上がる」。戻ってきた大砲が逆転優勝に向け、さらに勢いを加える。

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2008年9月16日のニュース