気持ちいい~ おかわり40号決勝弾!

[ 2008年9月16日 06:00 ]

<楽・西>9回2死、中村が右翼へ40号となる勝ち越しアーチを放ち、ベンチで片岡から「顔面攻撃」の手荒い祝福を受ける

 【西武6―5楽天】狙いすました“おかわり”だった。同点の9回2死。西武・中村はグウィンの初球カットボールを迷うことなく振り抜いた。右中間最深部へ決勝ソロ。ついに大台の40号に到達した。

 「2アウトやったんで、自分で決めるつもりだった。40号?気持ちいい。(30号より)もっといい響きです」。球団の日本人選手では87年秋山(現ソフトバンクチーフコーチ)以来の大台だ。打率は低く三振は多くとも、球界に数少ない“一発屋”。最高の場面で最高の結果を出した。
 中村の一発を引き出したのが中島だ。9回1死一塁で中堅右に20号同点2ラン。「サンペイ(中村の愛称)まで回すわ」。そう言って向かった打席。2人で敗色濃厚だった試合をひっくり返した。これでチームは20本塁打以上が5人のパ・タイ記録。ここ2試合無安打だった中島は「(本塁打は)最近の中で一番うれしい」。3安打でリーグトップの打率も・339に上昇。本塁打王の中村とともに、2人でタイトルゲットの勢いだ。
 5カードぶりの勝ち越しでマジックも1ケタ突入の8。渡辺監督も「みんなの気持ちがあの回に集約されていた」と興奮を隠せない。V奪回へ、いよいよカウントダウンに入った。

続きを表示

2008年9月16日のニュース