阪神“ノラクラ”グライ捕らえられず

[ 2008年7月24日 06:00 ]

 【阪神0―5巨人】阪神は前夜の逆転劇の再現とはならなかった。先に4点を先行される展開は同じだったが、この日は見せ場をつくれない。わずか5安打。三塁が遠かった。

 5回までともに1安打の投手戦。先に崩れたのはボーグルソンだった。6回に2本の適時打で4失点。その一方で、打線は苦手のグライシンガーを攻めきれなかった。「あまり前半は良いように思わなかった」と岡田監督。攻撃の糸口を見つけられないまま、7回途中までノラリクラリとかわされた。
 15日からの9連戦を4勝5敗で終え、球宴まで残り5試合。新井をけがで欠き、得点力が低下した中での成績としては上出来だ。中日が敗れ、優勝マジックも「45」と一つ減った。「新井も試合にいけるかもわからないし、何とかみんなであと五つ」と岡田監督。完敗にも悲愴(ひそう)感は感じられなかった。

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2008年7月24日のニュース