165球の力投実らず…ダル満塁弾浴びる

[ 2008年7月24日 18:15 ]

4回、橋本(33)に先制の満塁本塁打を浴びた日本ハム先発・ダルビッシュ

 【日2-5ロ】プロ入り最多の165球。勝利を信じて腕を振り続けた日本ハムのダルビッシュだが、前半戦最後の登板を白星で飾ることはできなかった。

 8回を投げ、自己ワーストに並ぶ11安打を許し、2シーズンぶりの1試合5失点。ボール先行の苦しい投球で、試合後は疲れた表情は隠せず「こういう日もある。全試合勝てるわけじゃない」と話した。

 日本代表エースの底力を見せた四回に落とし穴にはまった。不運な当たりなどで無死満塁となったが、ここからが真骨頂。大松を151キロ、今江を153キロで空振り三振に仕留めた。すべて直球で150キロ台を連発。雄たけびをあげる圧巻の投球で二死を奪った。

 だが、続く橋本にも直球を続け、内角低めの150キロをタイミング良くとらえられ、痛恨の満塁本塁打。「自信を持って投げたので悔いはない」と語ったが、速球勝負が裏目に出て試合を落とした。

 今後は北京五輪のため、1カ月近くチームを離れる。「その間チームに貢献できないので何とかしたいと気持ちが入っていた」と右腕。思いはかなわず、自身の連勝は5で止まった。

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2008年7月24日のニュース