本庄一 留学生パワーで2年連続決勝へ

[ 2008年7月24日 06:00 ]

 【本庄一3―1熊谷商】今度こそ夢舞台は逃さない。ブラジル人留学生の2年生エース伊藤ディエゴ擁する本庄一が2年連続の決勝進出だ。先発して7回2/3を6安打1失点に抑えたディエゴは試合後「コントロールを注意して、守備を信じて投げた。最後の1アウトまで緊張していた」と笑みをこぼした。

 5回まで無安打投球。疲れから6回以降に6安打を浴びたが、試合をつくった。もう1人のブラジル人留学生、遊撃手の奥田ペドロは21日の春日部共栄戦で熱中症にかかり、試合前に点滴を打って気迫の出場。5回に先制中前打を放ち「それを言い訳にはしたくなかった」と力強く語った。昨年決勝は浦和学院に敗退。伊藤は登板の機会はなかった。それだけに決勝戦に懸ける思いは強い。「伊藤は入学以来最高の投球だった」と称えた須長監督は「決勝?食らいついていくしかない」と初の甲子園を見据えた。

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2008年7月24日のニュース