ゴンザレス リウマチ薬の再分析を要望

[ 2008年6月5日 06:00 ]

ドーピング違反で異議申し立ての弁明会見を行ったゴンザレス(右)と雨宮弁護士(左から2番目)

 日本プロ野球組織(NPB)のアンチ・ドーピング特別委員会(根来泰周委員長=コミッショナー代行)は4日午後3時から東京都内で、アンチ・ドーピング規則違反により1年間の出場停止処分を受け、異議を申し立てていた巨人のルイス・ゴンザレス内野手(28)の弁明を聞いた。

 同席した代理人の雨宮真也弁護士によると、同選手は服用しているリウマチ薬の再分析を要望、さらに簡単な事情聴取だけで弁明の余地を与えないままの処分決定を「拙速」と不満を訴えて処分内容の再審を求めた。

 これに対して特別委員会は、再分析を求めた薬は禁止物質とは無関係と結論づけているが、本人の強い要望を受けて自主検査を認め、検査機関(日本国内に限る)の名称、住所、検査場所、検査日を通知すると同時に必要な陳述の準備をするよう求めた。通知期限は5日から実働日(土日を除く)10日以内、18日まで。長谷川一雄コミッショナー事務局長は「こちらの結論は出ているが、主張は聞く」としている。

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2008年6月5日のニュース