石井一 本拠地6連勝「おなかがすいた~」

[ 2008年6月5日 06:00 ]

<西・横>グラマンとともにスタンドに向かって手をあげる石井一(右)

 【西武2-1横浜】西武の石井一は西武ドームで無類の強さを誇る。チームトップの7勝目を挙げた左腕は、もはや“恒例”となったお立ち台に上がった。

 「おなかがすいて7回まで投げられなかったけど、ファンの皆さんの“頑張れ”コールはしっかり聞こえていました」。本拠地は7戦負けなしの6連勝。“所沢っ子”はちゃめっ気たっぷりに右翼席の歓声に応えた。

 ベテラン左腕らしい投球を見せた。最速144キロの直球に切れのある変化球をコーナーに投げ分けて横浜打線を翻ろう。6回1死一、三塁では村田を空振り三振、金城を遊ゴロに仕留めてピンチを脱出。6回2/3を無失点に「(小野投手コーチに)きょうは疲れたんで7回まででいいですか、とは言っていました」と、らしさ全開だ。

 横浜は新人の桑原謙が先発。「そんな展開の時は味方の攻撃が長くなることは想定していました」とテンポ良く投げ込んだ左腕は「昼に食べたマーボー豆腐をよくかまなかったから、おなかすいたのかな」とちょっぴり“反省”も。頼れる左腕はこれからも投球で、トークで所沢を盛り上げていく。

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2008年6月5日のニュース