岩村　またもＧモンスター越え！

＜レッドソックス・レイズ＞１回、左中間に本塁打を放ちバットボーイの出迎えを受ける岩村（左）

　【レイズ４－７レッドソックス】レイズの岩村が２位レッドソックスとの地区首位攻防第１ラウンドで豪快な一発を打ち上げた。初回、先頭でマスターソンのカウント１―１からのチェンジアップを強振。グングン伸びた打球は左翼にそびえ立つフェンウェイ・パーク名物のグリーンモンスター（高さ約１１・３メートル）を越えていった。通算４本目、今季２本目の先頭打者アーチ。「よく伸びてくれた。いいタメができた」と納得の表情を見せた。

　ここ２試合は無安打と下降気味だったが「来た球を打つ原点に戻れた。自分の打撃状態が悪くなかったことが確認できた」と再浮上へ手応え。５月３日に続き、日本人選手初となる２本目のグリーンモンスター越えで、日米通算２００本塁打にも王手をかけた。

　今季４本塁打のうち３本がレ軍戦。「たまたま。もっと（他球団からも）打てればいいんですけどね」と言うが、今季の対戦打率も・３２０と相性抜群だ。試合は６回に四死球と失策などで４点を失い逆転負け。０・５ゲーム差に迫られ「負けるべくして負けた試合。ビジターの宿命というかアウェーを感じた」と岩村。気を引き締めて第２戦に臨む。