解雇の高津 最悪引退の可能性も

[ 2008年3月13日 06:00 ]

カブスを解雇されて地元メディアの取材を受ける高津

 カブスとマイナー契約を結び、3年ぶりのメジャー復帰を目指していた高津臣吾投手(39)が11日(日本時間12日)解雇された。午前8時半のクラブハウス到着直後に監督室で、ピネラ監督から「一生懸命やっていたのは分かっている。ただチームには残せない」と通告された。今回7人がカットされた中で解雇されたのは高津だけ。今年40歳になる年齢がネックになった。オープン戦5試合で逆転サヨナラ負けを含め3試合で失点。4回2/3でいずれも自責の5失点。防御率9・64という数字は重すぎた。

 「成績が悪かったですから、そういう選手を長く置くことはチームとしてできないんでしょう。でも、やることはやって精いっぱい頑張ったつもりなんで…」と高津。今後については現役続行に意欲を示したが現実は極めて厳しい。昨オフにヤクルトから戦力外通告を受けて以降、オファーがあったのは広島と台湾球団だけ。その広島からもドラフト後「なかったことに…」と断られているとあって最悪引退に追い込まれる可能性もある。
 「希望が残っているのであれば、そこに向かっていきたい」。日本プロ野球最多の286セーブを誇る右腕は他球団からのオファーを待つ。

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2008年3月13日のニュース