打率低いけど…中村“本塁打率”は6割

[ 2008年3月13日 06:00 ]

<中日・西武>4回表1死1塁、中村が』左越えに本塁打を放つ

 【西武6―2中日】西武の中村剛也内野手(24)が12日、中日とのオープン戦(浜松)の第2打席に左中間へ3号2ランを放った。

 おかわり君が打てば打球はフェンスを越えていく。4回1死一塁、中日・川井の外寄りの直球を豪快に引っ張ると、打球はライナーで左中間スタンドへ突き刺さった。
 「本塁打は良かったけど、後の打席が…。いいスイングをしているけど結果が出てこない」
 一発は出ても安打が出ないのが目下の悩み。この日も残り3打席は凡退し4打数1安打。オープン戦打率・161と低調ながら5安打中3本がアーチと“本塁打率”は実に6割だ。「シーズンに入ったらこれではダメでしょう」と下を向くが、大久保打撃コーチは「安打より打点の方が大事。今の時期は全然気にする必要はない」と決定力を評価する。
 今季からバットの重量を900グラムから930グラムまで重くした。「今まで軽すぎて振りすぎる感覚が嫌だった」とバットの重みを利用することで飛距離もアップした。前日11日は宿舎でカレーを当然のごとくおかわりし「カレーは飲み物ですから」。変わらない食欲がパワーの源だ。
 チームはオープン戦9試合で11本塁打。この日も2発で首位に返り咲いた。渡辺監督も「大きいのを打てる人にはどんどん打ってもらいたい」と期待。カブレラ、和田の抜けた穴はパワーアップしたおかわり君が埋める。

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2008年3月13日のニュース