巨人 坂本がまたマルチヒット

[ 2008年3月13日 16:56 ]

4回、巨人2死一塁、坂本が左中間に先制二塁打を放つ

 【巨人2-2西武】巨人の成長株、亀井と坂本がともに2安打1打点で、勝負強い打撃をアピールした。新人の村田透は1回を3者凡退で切り抜けた。西武の帆足は低めに球を集める持ち前の投球で6回2失点。中島はシュアな打撃で適時打を放った。

 ≪生き残れるか若手2人≫巨人生え抜きの2人の若手が生存競争を勝ち抜き、1軍残留に近づいた。4年目の亀井、2年目の坂本がともに2安打1打点と好結果を残した。
 巨人は16日から本拠中心にオープン戦を行う。原監督は「16日は開幕メンバーに近い形で戦う」と明言しており、ここまで別メニュー調整だった小笠原や二岡が復帰する。この日が若手にとっては最後のアピールの機会だった。
 亀井は「いつもこの時期に一度調子が落ちるが、考え方一つで安打は出る」と言う。昨秋のキャンプ参加選手から外され、危機感を抱いたことで精神的に強くなった。「まだまだ。もっと貪欲にならないと」。ここまでの成績は打率3割5分1厘と文句なし。自信を膨らませながらラミレス、谷、高橋由の厚い壁に挑む。
 坂本は「僕にはこれしかない」と話す勝負強い打撃で存在感を増し、二塁手として定位置確保の可能性も出てきた。「2安打でいいアピールができた。今後も続けるだけ」。19歳の勢いは衰える気配がない。
 実績十分の主力を突き上げる若手の成長が巨人の戦力をさらにアップさせそうだ。

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2008年3月13日のニュース