新・甲子園には注文盛りだくさん

[ 2008年3月13日 06:00 ]

<阪神・巨人>いつもは満員のライトスタンドは無人だが、巨人相手に力投する藤川

 内野席などを改修する第1期工事が完了した新・甲子園球場に早速“物言い”がついた。内野席が前方へせり出したことでファウルゾーンは狭くなった。ベンチは以前の3列席から2列席となったが岡田監督は「後ろの席は見づらくて、選手は低い天井で頭を打つで」「階段の手すりが邪魔でベンチから出にくいわ」「用具を置く棚が低すぎる」と球団関係者に指摘した。

 さらにベンチの床が27センチ深くなったことで、ベンチ前の高さ45センチのラバーフェンスを乗り越えれば、1・3メートルの高さから飛び込む計算となる。赤星は「落ちたら今季絶望ですよ。もしも頭から落ちたら」と危険性を訴えた。今回の現場の声を受けて、試合終了後は関係者がベンチを測量するなど早速対策を協議。阪神電鉄本社レジャー事業部・リニューアル担当の粟井課長は「実際に使用して不具合が出ることは想定していました。高校野球にも間に合わせたい」と早急に対処する方針を示した。

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2008年3月13日のニュース