工藤、無失点も「おじさんにはつらい」

[ 2008年3月13日 17:14 ]

 44歳の大ベテラン、横浜の工藤クラスになると、この時期は残った課題探しになる。バックスクリーンに表示される球速を確かめる姿にも、目的意識が見て取れた。

 オープン戦初先発で、4回無失点には「良かった」。課題だけでなく、手応えもあったようだ。球威不足は「股関節の疲れが取れれば、躍動感も出てくる」と意に介さず、今後の課題は「失投でも打ち損じてもらえる程度に精度を上げたい」という制球だ。
 昨年のこの時期より体調はいい。オープン戦最後となる次回は、5回か100球をめどに投げる予定だ。むしろベテランの気掛かりは、今季から徹底される攻守交代の時間厳守。「投手が打席に立つ僕らには厳しいケースがある。おじさんにはつらいよ」と苦笑いした。

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2008年3月13日のニュース