井口2打数2安打 藪3回1失点

[ 2008年3月13日 09:03 ]

ジャイアンツ戦の第2打席、右前打を放つパドレスの井口

 パドレスの井口資仁内野手は12日、アリゾナ州スコッツデールで行われたジャイアンツ戦に「2番・二塁」で出場し、2打数2安打で途中交代した。内容は死球、右前打、右前打。ジャイアンツの藪恵壹投手は3回から2番手で登板し、3回を2安打1四球3三振で1失点だった。試合はパドレスが11―5で勝った。

 ≪井口 5試合連続安打≫井口は3打席目に藪のシュートを右前打するなど2安打を放ち、自身の5試合連続安打を記録した。井口は「内容はそこまでよくないけど、結果が出ていると気持ちが楽」と笑顔で話した。オープン戦には1試合おきのペースで出場する。「(試合に)出ない日も、うちはたくさん打ち込めるから」と、実戦と練習がうまくかみ合っている様子。「仕上がりが例年より早い。いつもこの時期、全然打てないのに」と上機嫌だった。

 ≪藪 競争正念場に≫藪は「0―4から3点を返して、その次の回。絶対にやっちゃいけない」と、2イニング目の先頭打者への四球を悔やんだ。続く井口には右前に運ばれ、この回1点を失った。3回1失点にまとめ、防御率は3・72と及第点ともいえるが、4試合連続失点というデータを首脳陣はどうとらえるか。ボウチー監督は「彼はよくやっている」とたたえたが、投手陣の競争もここ1週間が正念場となる。藪は「厳しい状況は変わらないが、やるべきことをやって答えを出したい」と力をこめた。(共同)

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2008年3月13日のニュース