ヤ軍戦で乱闘 燃えた岩村2安打放つ

[ 2008年3月13日 12:22 ]

2回、レイズ・岩村へのダンカン(左端)のスライディングをめぐり乱闘になるヤンキース、レイズの選手ら

 12日のレイズ―ヤンキースのオープン戦で、両軍入り乱れての乱闘事件が起こった。2回、足を上げて二塁へ滑り込んできたヤンキースのダンカンのスパイクを、右太ももの内側に受けたレイズの岩村がにらみつける。レイズのゴームズがダンカンにタックルし、乱闘が始まった。

 「久しぶりに熱くさせてもらいました。あそこまで足を上げるというのは難しいと思う」。冷静に話し始めた岩村だったが、言葉を続けるうちに怒りが隠せなくなった。「スライディングを見てあきれた。こんなスライディングしかできないのかというレベル」。この乱闘で4人が退場処分になった。
 8日のヤンキース戦であった接触プレーで、ヤンキースの若手捕手が左腕を骨折。両監督がプレーをめぐって新聞紙上で相手チームを非難した。この日は1回にヤンキースのフィリップスが危険球で退場処分を受けていた。同地区の対戦は、早くも今季の注目カードとなってしまった。
 「こんなくだらないことでお客さんを退屈させるわけにはいかない」と言う岩村は、乱闘直後の2回の打席で右中間二塁打。1回の遊撃内野安打、4回の四球と、全打席で出塁し、チームを引っ張った。「自分のバッティングより乱闘が目立ってしまった。隠れてしまったのが残念」。(共同)

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2008年3月13日のニュース