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【コラム】城彰二

【城彰二の視点】シンプルで速い攻撃が効果的 久保、大迫、原口の3トップ

[ 2017年3月25日 09:03 ]

W杯アジア最終予選B組   日本2―0UAE ( 2017年3月23日    アルアイン )

 大迫、久保、原口の若い前線3人が、日本を進化させた。久保は中学生の時から見ていて評価していたが、得点場面は斜め後方からのスルーパスを角度がないところから決めた。GKとゴールをしっかり見ていたし、1センチずれたらポストに当たっていた。ワンタッチで決める高い技術で、偶然ではない。欧州でレギュラーを獲っている。精神的にも肉体的にも強いので私は以前から海外で通用すると思っていたが、その通りの活躍だ。大迫も今までの日本代表にはいないタイプ。前線でキープできるので、タメができて中盤の選手がゴール近くに上がれる。原口を加えた3人はパスを回すだけでなく、1人でドリブル突破することもできる。本田、岡崎、香川はパスは回るが、攻撃がスローダウンするので、久保らの方がシンプルで速い攻めができるため、一歩先をいっている。

 もし、大迫がケガでタイ戦に出場できないなら久保を真ん中で使えばいいと思う。ポストプレーもできるし、タメもつくれる。日本で進化した攻撃を見せられるはずだ。(元日本代表FW)

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