【コラム】城彰二
臆病さ感じさせずに起点
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| <日本2−0アゼルバイジャン>後半、相手と競り合う本田 |
本田は久々の日本代表戦としては上出来だった。周囲の大きな期待に十分応え、ケガの不安を払しょくする内容。負傷前は“自分で何とかしてやろう”という部分が強かったが、この試合では2点を演出したように周りの選手を使おう、生かそうという意図を強く感じさせた。
私もスペイン1部バリャドリード時代の00年に左膝半月板を痛めたが、大きなケガをした後はどうしても臆病になるもの。試合中に頭で考えていなくても体が勝手に反応することもある。だが、本田はケガの影響をみじんも感じさせなかった。それだけ精神的に強いのだと思う。ただしコンディションは一番良いときに比べると60%くらい。体の切れが出てくると、より変幻自在なプレーが見られるはずだ。
本田が復帰したことで、これまでチームの課題だった起点ができた。個性的な攻撃陣をつなぐ役割を果たすことで、攻めのバリエーションは確実に増えてくる。そこで課題になるのは決定力。特に前半は3、4点入ってもおかしくない内容だった。最終予選で日本はターゲットとされ研究されるだけに、チームとしても個人としてもワンチャンスをものにできないと苦労することになる。(元日本代表FW)
[ 2012年5月24日 ]
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