星南のぞみ 同期が刺激に“自分も頑張らなきゃ”

[ 2016年10月20日 19:07 ]

「成長した姿を見せたい」と意気込む星南のぞみ
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 雪組期待の娘役・星南のぞみが25日、兵庫・宝塚大劇場で行われる「私立探偵ケイレブ・ハント」の新人公演で約2年ぶり2度目のヒロインに抜てきされた(東京公演は12月8日)。

 初ヒロインは話題作「ルパン三世」で演じたマリー・アントワネット。「当時はセリフをしゃべることで精いっぱい。すべてが受け身になっていた」と振り返り「今回は役として生き、舞台を楽しみながら前回よりは成長した姿を見せないと」と自分にプレッシャーをかける。

 入団5年目。月組の暁千星、星組の天華えまら同期の大活躍は何よりの刺激だ。「自分のことのようにうれしいし、彼女たちの舞台を観劇した後は“自分も頑張らなきゃ”と思える」と話す。

 宝塚ファンだった母と観劇した「エリザベート」(07年)に引き込まれ、夢中になった。「今、母は毎公演私の舞台を見ると泣いてるみたい(笑い)。今回のヒロインも私以上に喜んでくれました」。報告した日は、たまたま両親の結婚記念日。「いいプレゼントになりました」と話す。

 実は小学校時代から、異常なほどのあがり症。「何かを発表するだけで顔が真っ赤になるんです。だから今も稽古が一番緊張して…。舞台が開くとやりやすくて解放感がある」。おっとり見えても本番に強い、底知れぬパワーの持ち主かもしれない。(土谷 美樹)

 ◆星南(せいな)のぞみ 9月4日、滋賀県大津市生まれ。同志社女子高を経て12年「華やかなりし日々」で初舞台。雪組に配属となり昨年「ルパン三世」で新人公演初ヒロイン。さらに同年9月放送のNHK「経世済民の男 小林一三」でドラマ出演も。身長1メートル62。愛称「りさ」。

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