夢奈瑠音 「引っ込み思案」初主演で返上へ

[ 2017年1月2日 10:00 ]

最後のチャンスで新人公演主演をつかんだ夢奈瑠音
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 キュートな舞台姿で注目の月組・夢奈瑠音が来年1月17日、兵庫・宝塚大劇場で行われるザ・ミュージカル「グランドホテル」の新人公演で初の主演に抜てきされた(東京公演は同3月9日)。

 入団7年目。最後の新公で大役を射止めた夢奈は「信じられない!という驚きが一番です。配役を知った時はすべて動きが止まったというか、言葉が出なかった」と、いまだに興奮気味に振り返った。

 曽祖母、祖母、母と代々にわたり筋金入りの宝塚ファン。自身は「バレリーナになりたい」と、小学1年から真剣にクラシックバレエに取り組んでいた。が、初めて見た宝塚に圧倒され、将来の夢も自然とシフトした。

 新公主役と言えば、一気にスター候補生として道が開ける。しかも今回は新トップスター珠城りょうのお披露目公演でもあり、新年の幕開けを飾る大作とあって注目度も高い。「祖母も母も、私以上に恐れおののくのが分かっていたので、しばらくたってからじゃないと電話できませんでした」と笑う。

 「男くさい、男役になりたい」と目標を口にする夢奈だが、自宅の小物やアクセサリーは「かわいいモノ好き」。息抜きは「家でカフェオレを飲むこと」で、性格は自他共に認める「引っ込み思案」。いやでも応でもセンターに立つことで、すべてが大化けするかもしれない。 (土谷 美樹)

 ◆夢奈 瑠音(ゆめな・るね)2月25日、東京都生まれ。桐朋女中を経て10年初舞台。月組に配属され、昨年「1789」の新公で凪七瑠海の演じたデムーランを演じ注目された。身長1メートル68。愛称「るね」。

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