ソフトバンク・有原 体調不良も開幕投手の意地 「責任感だけで投げた」4回2失点

[ 2024年3月16日 05:00 ]

オープン戦   ソフトバンク1ー4西武 ( 2024年3月15日    ペイペイD )

<ソ・西>ソフトバンク先発・有原(撮影・岡田 丈靖)
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 開幕投手の意地、責任だ――。ソフトバンク・有原が体調不良を抱えながら4回3安打2失点と踏ん張った。「ちょっと体が重たそうだったので別に無理をする時でもない。首脳陣の判断です」。小久保監督は試合後に、予定より早く交代させた理由を明かした。

 登板前日14日の段階では90球前後を予定していたが、4回50球で終えた。発熱はないものの、球場入りの時点で体に重さがあった。万全ではないままマウンドに向かったがきっちりと粘り抜いた。

 工夫しつつ封じた。初回1死一塁はカットボールで中村剛のバットの芯を外し、遊ゴロ併殺打。2回2死では外崎へ5球連続カーブを投げた後、この日、最速147キロで右飛に仕留めた。1点リードの4回2死二塁でコルデロにカットボールを強振され逆転2ランを浴びたが、今春対外3試合目で初バッテリーだった海野と打者15人を3安打に封じた。

 「責任感だけで、投げていましたね。重たさだけで影響はありません」と倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーター。昨季6月から1軍昇格しチーム最多10勝を刻んだ有原への信頼度は不変。次回は中6日で22日広島戦に登板し、予定通り29日にオリックスとの開幕戦に臨む。(井上 満夫)

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