八戸学院光星の両ドラフト候補左腕は好投締め 選抜開幕戦へ向け仲井監督「整いました」

[ 2024年3月16日 15:59 ]

練習試合   八戸学院光星5―2大体大浪商 ( 2024年3月16日    大体大浪商G )

<八戸学院光星・大体大浪商>選抜前最後の登板で好投した八戸学院光星・洗平(撮影・村井 樹)
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 第96回選抜高校野球大会(18日開幕)の開幕戦を戦う八戸学院光星(青森)は16日、大体大浪商(大阪)と大会前最後の練習試合を行い5―2で勝利。先発の岡本琉奨(3年)が5回1安打無失点、9回は洗平比呂(3年)が1安打無失点で締め、両ドラフト候補左腕が状態の良さを示した。

 快投締めだ。両左腕の好投に仲井宗基監督も「岡本は変化球でカウントも取れるようになったしまあまあじゃないですか」と思わず笑み。春夏合わせて自身3度目の開幕戦の指揮を「(準備は)整いました。あとは自分たちの力を信じるだけです」と心待ちにした。

 まず存在感を示したのが最速148キロを誇る岡本だ。力強い直球にスライダーやチェンジアップなどを自在に操り初回無死一塁からは10者連続アウト。許した安打はわずか1本で7三振も奪い、「調子はいい。いつでも“行け”と言われれば投げられます」と開幕戦に視線を向けた。

 最後を締めたのは強力投手陣のエース洗平。内野安打こそ許したが、変化球中心で的を絞らせない圧巻の投球で1回を1安打無失点。関東第一(東京)との開幕戦で先発が有力の左腕は「接戦では自分が投げた方が勝つ可能性も上がると思う。勝つために腕を振りたい」と自信をのぞかせた。

 春夏通算3度の準優勝がありながら日本一まではあと一歩届いていない八戸学院光星。歴代最高峰の強力投手陣を擁する今チームが、甲子園に新たな歴史を刻んでみせる。

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