巨人ドラ1・西舘「7回の男」で勝利の方程式 阿部監督が指名「1軍でも空振り取れる」

[ 2024年3月16日 05:11 ]

巨人・西舘
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 巨人・阿部監督がドラフト1位・西舘(中大)を「7回の男」に指名した。新千歳空港に向かう便を待つ福岡空港で対応し、キャンプ期間の実戦やここまでのオープン戦は先発として調整を進めてきた右腕について「リリーフに入れる。1軍でも空振りを取れるのは魅力的」と明かした。

 常時、クイックで最速155キロの直球を投じる即戦力右腕は先発、救援のどちらも適性があるが、カットボールや改良中のフォークなど空振りが取れる球種が多い。9日のオリックス戦では救援で1回無安打無失点、2三振。阿部監督は「構想ではそう」と7回を新人右腕に託し、8回は経験豊富な中川を起用する方針。右ふくらはぎ痛から復帰を目指し、16日のイースタンリーグ開幕の楽天戦(ジャイアンツ球場)で復帰予定の大勢を抑えに据える方針だ。

 開幕前の最後の3試合となる22日からの楽天3連戦(東京ドーム)ではシーズン同様の投手起用で臨む予定で、指揮官は「ちゃんと伝えてあげた方が準備しやすい」と見据える。新人右腕を含む勝ちパターンの3投手を決定し、開幕に向かう。(川島 毅洋)

 ≪戸郷から6人が開幕ローテ確定≫西舘が救援に回ることになり、事実上、開幕ローテーションの6人が固まった。開幕カードの29日からの阪神3連戦(東京ドーム)は戸郷、グリフィン、高橋礼の順に先発。4月2日からの中日3連戦(バンテリンドーム)は山崎伊、メンデス、菅野を投入する見込みだ。3年目右腕の赤星は先発が早期降板した際などのロングリリーフとして待機することになりそうだ。

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