阪神・森下が「不動の3番」アピール マルティネス撃ち二塁打! 新フォーム「だいぶ固まってきている」

[ 2024年3月16日 05:15 ]

オープン戦   阪神0ー0中日 ( 2024年3月15日    バンテリンD )

<中・神>9回、阪神・森下は二塁打を放ち、ベンチへ向かってポーズを決める(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・森下が今季の「不動の3番」襲名へ、豪快な一撃でアピールだ。

 「今日はすごくいい形で構えの部分ができていた。今日の映像を見ながらシーズンに向けてやっていきたい」

 難敵を打ち砕いた。0―0の9回だ。先頭で打席に立ち、マルティネスが投じた初球、外角151キロを完璧に捉えた。あと少しで本塁打という、中堅フェンス直撃の二塁打。昨季32セーブを挙げ、防御率0・39を誇った竜の絶対的守護神からの一撃に自信を深めた。

 状態の上向きに比例するかのように、打球角度も上がってきた。この日は全4打席が飛球だったが、9回の一撃に加え、6回1死一、二塁の第3打席でも先発・柳の141キロ直球を左翼フェンス手前まで打ち返していた(結果は左飛)。構える際のバットの角度など模索し続けてきたフォームの答えに大きく近づく4打席となった。

 「フォームがだいぶ固まってきている。そこが固まってくれば安定するし、内容も良くなるので、そこだけを重視したい」

 1年目の昨季は6番で開幕を迎え、2軍降格なども経験しつつ結果を残して7月下旬から3番に定着。結果的にシーズン48試合で先発3番を務め、CSファイナルS、日本シリーズ計10試合も3番に座ってチームの日本一に大きく貢献した。2年目の背番号1に期待されるのは「不動の3番」としてのパフォーマンスに他ならない。

 「いい角度の打球にプラスして選球眼というところは実戦からかなりできている。今シーズンは最後までそこを変えずにいきたい」

 開幕へ向け、上昇気配であることは間違いない。今季は虎の3番として完走し、目標に掲げる「3割20本」をクリアする。(松本 航亮)

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