ソフトB“勝利の方程式”は盤石 守護神オスナをはじめ、松本裕、藤井と奪三振ショー

[ 2024年3月4日 06:00 ]

練習試合   ソフトバンク5ー2韓国斗山 ( 2024年3月3日    ペイペイD )

<ソフトバンク・韓国斗山>7回に登板したオスナ(撮影・岡田 丈靖)
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 投手陣が圧巻の奪三振ショーを演じた。ソフトバンクは3日、韓国・斗山との練習試合に5―2で快勝し、今季の対外試合6連勝を収めた。守護神のロベルト・オスナ投手(29)を筆頭に勝ちパターンを担う救援陣が次々と登場し、盤石な投球を披露した。2024年のペイペイドーム初戦で白星。小久保ホークスが順調に開幕に向かっている。

 勝利の方程式を担うことが期待される救援陣が盤石リレーだ。まずは5回に登場した藤井が圧巻の投球を見せた。

 昨季は先発に転向し、開幕ローテーション入り。シーズン途中からチーム事情でリリーフに戻った。今季は開幕から勝ちパターンの一角を託されることが決まっている。

 カーブを交えつつ自慢のフォーク、最速152キロの直球で3者連続三振を奪った。「真っすぐでファウルだったり空振りを取っていき、カーブも使っていきたいと思っていた。今日に関してはやりたいことができたと思います。まだまだこれから上げていけると思います」と力強く語った。

 6回の松本裕、続く7回に登板した守護神・オスナも2三振を奪って3者凡退と相手打線を圧倒した。8回のヘルナンデスこそ先頭打者にソロ本塁打を許したものの、左腕からの力強い投球で後続を断った。先発のスチュワートを含めて7投手のリレーで合計15奪三振。4安打無四球だった。

 今季の鷹は強力打線だけではない。救援陣の充実には小久保監督も手応えを感じている。「オープン戦の結果を問わないという投手ばかりでしたけど、結果を問わないといっても打たれるのは嫌でしょうからね」と笑みを浮かべた。

 昨季、防御率0・92と安定した投球で26セーブを挙げた絶対的守護神・オスナが9回を締めくくる。その上で7回、8回は流動的に起用していく青写真を描いている。指揮官は「9回は決まっているので、そこにどうつないでいくかになる。ヘルナンデスを7回に挟むのか、藤井を後ろにもっていくかだったりは決めないでいきます」と考えを明かした。

 2024年の本拠地・ペイペイドームの初戦だった。見事に勝利で飾り、これで対外試合は無傷の6連勝だ。小久保ホークスが順調に戦いを重ねて開幕に向かっている。 (木下 大一)

 ▼ソフトバンク・オスナ まずはこの場所に戻ってくることができて本当にうれしい。久しぶりの実戦での登板だったので、修正していかなければいけない部分もあるが、開幕までもう少し時間があるので心配はない。しっかりと調整していく。

 ▼ソフトバンク・松本裕 今のところ順調にきています。中継ぎとしてやる流れもだいたい分かってきたので、そこも(今季は)生きてくると思います。

 《先発スチュワートも順調》来日6年目のスチュワートが、3回1安打無失点4奪三振。立ち上がりは3ボールになる場面もあったが、改良したカットボールを軸に立て直し、内野ゴロ3、内野フライ2など外野にさえ打球を飛ばさせなかった。「(カットは)握りを変えて、球速を含めて本当のカットボールにした。どのカウントでもゾーンに投げられる」と球速を上げる形で精度が上昇。初の開幕ローテーション入りへ、アピールに成功した。

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