パドレス・ダル 磐石の3回1/3、2失点 初回3者連続含む6Kの圧巻投球「集中して向かっていけた」

[ 2024年3月4日 06:34 ]

オープン戦   パドレスーマリナーズ ( 2024年3月3日    ピオリア )

降板後、囲み取材に応じるダルビッシュ(撮影・笹田幸嗣通信員)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が3日(日本時間4日)、アリゾナ州ピオリアでのオープン戦・マリナーズ戦に先発。3回1/3を投げ、4安打2失点ながら、6個の三振を奪うなど、開幕に向けて盤石の調整ぶりを示した。

 圧巻の初回だった。先頭のハガーティから3者連続三振。わずか10球で3者連続三振を記録するなど、抜群の制球力を示した。これ以上ない立ち上がりに「前回の試合もそうでしたけど、試合前から準備の段階からすごく集中できているので、特にあたふたすることなく、集中して打者に向かっていけたなと思います」と納得の表情で振り返った。

 2回には不運な形の安打が続き、2死二塁からマーロウに右中間への先制2点本塁打を許したが、崩れることはない。4回無死、3番・ガーバーからこの日6個目の三振を奪って、47球で出番を終えた。「前回よりフォームがズレている感じはありましたけど、スライダーとかスイーパーとか、変化球系がよかったので、うまく組み立てられたと思います」と2度目のオープン戦登板を総括した。

 前回登板の2月27日(同28日)のロイヤルズ戦で今季オープン戦初登板。2回2安打無失点、3奪三振と持ち味の安定感を見せつけた。34球のうち7割近くがストライクで、直球も最速96マイル(約154キロ)を計測するなど、制球、球威とも十分だった。失点こそ喫したが、2試合続けて結果と内容を示した。

 シーズンでは韓国・ソウルでの開幕2戦目、3月21日のドジャース戦の先発が有力視されている。開幕カードからド軍の山本と投げ合い、大谷と対戦する。日本投手最長となる13年目へ向けて順調に調整を重ねている。

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