ロバーツ監督「翔平は今、ロックド・インの状態」 3打数3安打“無双”状態の大谷翔平に

[ 2024年3月4日 09:05 ]

オープン戦   ドジャースーロッキーズ ( 2024年3月3日    グレンデール )

ロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、アリゾナ州グレンデールでのロッキーズとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。特大の三塁打を放つなど、3打数3安打2打点を記録した。オープン戦は出場3試合で7打数5安打の打率・714、1本塁打5打点となった。

 初回無死一塁、ロッキーズの先発左腕・ゴンバーの外角への変化球を巧みなバットコントロールでとらえると、打球は二塁手の頭上を抜け、右前へと達した。オープン戦での連続打席出塁を5とする安打で好機を拡大し、次打者・フリーマンの中前打で先制。大谷は三塁へと進むと、4番・スミスの中飛で2点目のホームに滑り込んだ。ドジャース打線が誇る、1番・ベッツ、2番・大谷、3番・フリーマンの「MVPトリオ」が試合開始早々から機能した。

 第2打席は、カウント1-2からゴンバーの真ん中に入った直球をフルスイング。打球は鋭いライナーでセンターへとはじけ飛んだ。大谷は“確信走り”で一塁を回ったが、打球は中堅左のフェンスに直撃し、不規則なクッションで外野を転々…。一、二塁間で走りを再加速させると、俊足を飛ばして悠々と三塁へと到達した。打球速度117マイル(約188・3キロ)、飛距離424・5フィート(129・3メートル)、打球角度は15度。リハビリ過程とも言える段階で、驚異的な打球を放った。

 3回1死二塁からの第3打席ではデービスから右前安打を放ち、1試合3安打。出塁後に代走が送られ、出場を終えた。結婚発表後初の試合出場となった1日(同2日)のガーディアンズ戦では第2打席で右前打を放ち「新婚初安打&初打点」を記録。2試合ぶりとなるオープン戦出場でも着実に安打を積み重ねた。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督(51)は「翔平は今、ロックド・イン(何が来ても打てる)の状態。いろいろな球種、コース、全ての球を打っている。良い打撃をしている。翔平にとって良い日になった」と言い、「トップ3(ベッツ、大谷、フリーマン)を見ると、明らかに容赦ないです。たった1つのスイングで、彼らは相手チームにダメージを与える可能性がある。彼らが今日私たちに活気を与えている様子は明らかでした」と話した。

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