中日・中島 代打で“ここ一番”勝負強さ発揮!移籍後初打点の2点タイムリーに立浪監督「今年の切り札」

[ 2024年3月4日 05:45 ]

オープン戦   中日3―3ヤクルト ( 2024年3月3日    バンテリンD )

<中・ヤ>8回、中島は適時打を放ち、満面の笑み(撮影・椎名 航)
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 2点を追う8回2死満塁、中日・中島は「(移籍後)最初の得点圏。絶対打ちたい」と集中していた。6回に代打出場し、この日2打席目。追い込まれてから5球ファウルで粘るなどした9球目、ロドリゲスの高めに浮いたスライダーを強振。左前へ運んだ一打は、移籍後初打点となる同点2点打だ。

 「走者がいなければ塁に出る。チャンスで回ってきたら点を取るのが仕事。打てば(ファンに)喜んでもらえるし、自分もうれしい」

 持ち味の勝負強さを発揮した。土台はフリー打撃など練習から実戦を想定して取り組むイメージトレーニング。「普段から、こういうシチュエーションをイメージして安打になるゾーンを増やそうとやっている」。昨季低迷要因の一つが得点力不足だっただけに、立浪監督は「(近年)あと一本が…と言われてきたが、技術があるから打てる選手。今年の切り札」と期待した。

 指揮官の言葉に、中島も「中日に入る時も、そう言ってもらえたし意気に感じる」と呼応した。“ここ一番”で頼れる男が逆襲のキーマンだ。(湯澤 涼)

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