巨人・大城卓三「自分が聞いたことは親切に教えてくださいました」 WBCで共闘した選手に感謝

[ 2024年2月18日 15:57 ]

巨人・大城卓
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 巨人の大城卓三捕手(31)が17日に生放送されたニッポン放送「ショウアップナイタースペシャル ラジオペナントレース」(土曜後5・50)の収録部分に登場。昨年出場したWBCを振り返るとともに、今季に懸ける思いを語った。

 この日は同局の煙山光紀アナウンサー(61)を進行役に、昨季は38年ぶり日本一に沸いた阪神ファンの笹木かおり(33)、26年ぶり優勝を目指すDeNAファンの垣花正アナウンサー(52)、2年連続セ・リーグ最下位に低迷する中日ファンのつぶやきシロー(52)というメンバーで「一足早い、私の開幕オーダー発表会!」とのテーマで70分間にわたってトークした。

 そのなかで、侍ジャパン関連の収録インタビューコーナーに登場したのが、昨年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本にとって3大会14年ぶりとなる世界一を経験した大城卓だった。

 2週にわたる後編の今回は、そのWBCの舞台裏について語った。

 まずは大会前の準備について「村田コーチとキャッチャー3人で、対戦相手のミーティング、データなどの情報を教えてくださいまして。また、ダルビッシュさんも外国のチームのデータを持っていましたので、そういったキャッチャー中心に、試合前にミーティングっていうのをやっていきましたね」と語った大城卓。

 甲斐拓也捕手(31=ソフトバンク)、中村悠平捕手(33=ヤクルト)から受けた影響については「2人とも日本代表の常連ですので、自分は初めてでしたので、日の丸の思いとか、個人的に聞いたことがありましたので、その技術的な面だったり、メンタル部分だったり、リード面だったり、自分にとって刺激な時間になりました」と振り返り「自分が聞いたことは親切に教えてくださいました」と年齢の近い2人に感謝した。

 村上(ヤクルト)の劇的な逆転サヨナラ打で勝利した準決勝のメキシコ戦では4―5で迎えた9回に同僚の大勢とバッテリーを組んでマスクをかぶった。

 「(途中出場していた)甲斐選手に代打(山川)が送られて、その時にキャッチャーが自分しか残っていなかったので、本当にとても緊張はしてましたけども、自分しかいないので“やるしかない”と気持ちを切り替えてグラウンドに立ちました」。

 普段はあまり緊張することがないというが、さすがに「ベンチで緊張していました」という大舞台。大勢とのコンビだけに多少やりやすさはあったものの「自分が何球か落としてしまって、捕球することができずに」と点差をこれ以上広げさせるわけにはいかない重圧のなかにいたことを正直に打ち明けた。

 2死から死球で走者を塁に出したが、「大勢の球も良かったですので、絶対に打ち取れるなって感じはありました」と続く打者は空振り三振に仕留めて無失点。1点ビハインドのまま9回裏の攻撃を迎え、打撃不振だった村上の逆転サヨナラ打で勝利をものにした。

 勝った瞬間については「とても鮮明に覚えています」と大城卓。「村上選手が左中間に打った時にベンチが総出でベンチ前まで出て、みんなで腕を回していた光景とか、とても鮮明に覚えてますね」と語った。

 巨人では新選手会長に就任したばかり。「行動だったり、言動だったりっていうのは見られていると思いますので。それと、チームがいい方向に向いて戦えるように、みんなで同じ方向を向いて戦えるように、自分がそういうふうにしていけたらなと思ってます」と力強かった。

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