西武ドラ1腕・武内 初の打撃投手登板計40球「テンポ、出力を上げて投げた」安打性ゼロでスタンド沸く

[ 2024年2月18日 11:52 ]

<西武南郷キャンプ>フリー打撃に登板する武内(撮影・西尾 大助)
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 3球団が1位競合した実力は本物だ。西武のドラフト1位・武内夏暉投手(22)が18日、宮崎・南郷キャンプで打撃投手として登板。プロ入りから初めて打者と対戦した。計40球を投げ終えると、スタンドから拍手が上がる。それほど内容が良かった。

 「テンポを上げながらもちゃんとコントロール良く、出力を上げながら投げた。いい感じでした」。

 打者は蛭間と長谷川。長谷川の内角低めに投げ込んだ直球で空振りを奪うと、どよめき混じりの歓声が起こった。

 2人の打者がバットにボールを当てたのは17球。そのうち11球が打撃ケージのネットに当たるファウルとなり、打球が前に飛ばなかった。計40球で安打性の当たりはゼロだった。

 ボールを握った左手が、なかなか見えてこない。福岡出身で大のソフトバンクファンだった最速153キロ左腕。学生時代から出どころが見えづらい和田の投球動画を研究していた。この日は直球に、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップを投じた。

 「出力をしっかり出せて、自分の気持ちも入って試合を想定したピッチングができた」と振り返った。

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