若菜嘉晴氏　4番は完全復調の山川で決まり　ペイペイドームなら40本は打つ

ソフトバンク紅白戦   白組6―4紅組 （ 2024年2月17日    アイビー ）

＜ソフトバンク紅白戦＞ナインとハイタッチする山川（撮影・成瀬　徹）　
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　【若菜嘉晴　CHECK!】4番は決まりだね。4回無死の第2打席、山川は左中間へ二塁打を放った。インコース低めの難しい球だったけどもう、完全復調だろう。昨季、故障や不祥事など長期離脱したブランクも全く感じさせない打球だった。

　2打席目も差し込まれているが、押し込む力を持っているから中前へ運べる。選球眼もいいし、西武時代よりむちゃ振りをしない。狙い球を絞っている感じはする。厳しい立場に立たされているのを理解して、練習でも何千球と打っている。

　王貞治会長は監督時代、打順は4番から決めた。どんなに不調だろうと、4番を外されなかったのが小久保監督だった。腹の中ではもう、決めているかもしれない。山川を4番にどんと決めると、柳田が3番、近藤は5番タイプではないし、2番がいい。山川はペイペイドームなら放っておいても40本は打つだろう。近藤、柳田と3人で100発打ってくれれば文句なしだ。（スポニチ本紙評論家）