近藤健介と槙原寛己氏が口をそろえた若き侍の秘密兵器 「国際大会ではすごい大きい」「度胸も感じる」

[ 2023年11月19日 20:50 ]

アジアプロ野球チャンピオンシップ2023決勝戦   日本―韓国 ( 2023年11月19日    東京D )

ソフトバンク・近藤健介
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 「アジアプロ野球チャンピオンシップ(CS)2023」の決勝戦が19日に行われ、中継したテレビ解説にパ・リーグの本塁打、打点、最高出塁率で3冠に輝いたソフトバンク・近藤健介外野手(30)が登場。伸びしろのある「侍の秘密兵器」を口にした。

 先発・今井の後を受け、5回からリリーフした高卒3年目の日本ハム・根本悠楓投手に対して、元同僚でもある近藤は「小柄だが球に力があった。今年は打席に立って、より力強さが増した。スライダーも曲がり幅が大きい。1本も打っていないので、難しかった」と評した。

 井端監督は根本の打者の手元で力強い投球に「初見でとらえるのは難しいのでは」と話していたことをふられると、近藤は「ちょっと抜け球で空振りをしてしまう印象。コースに思い切り腕を振って投げてくるけど、真ん中高めで一番空振りを取られる。浮いているだけでなく、強さがある」と解説した。

 球界では、オリックス・宮城になれる素質とも評されている。スポーツニッポン評論家でもある槙原寛己氏(60)も「台湾戦でもそうだったが、マウンド度胸も感じる。実戦の大きい大会の方が頼りになる。まだ若いでしょ?」と、20歳の伸びしろにも期待していた。

 さらに近藤は「ストライク取るのに困らない。そこは国際大会ではすごい大きい」と話し、ボールの質も「強さを感じる。球速以上の強さ。スライダーも曲がってから速い。宮城投手に似ている」と頼もしい存在だと語っていた。

 根本は結局、3イニングを救援し、1安打無失点で4奪三振と好投。16日の台湾戦も2回無安打無失点、3奪三振とアピールに成功しており、今後の飛躍が楽しみ。日本ハムでは昨季13試合、今季は5試合に登板している。

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