井端監督、サヨナラで初陣V!WBC世界一で始まった2023年を優勝で締めくくる 国際大会21連勝に

[ 2023年11月19日 21:59 ]

アジアプロ野球チャンピオンシップ2023決勝   日本4―3韓国 ( 2023年11月19日    東京D )

アジアプロ野球チャンピオンシップ<日本・韓国>優勝し胴上げされる井端監督(撮影・西川祐介)
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 4カ国が出場した「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」は19日、東京ドームで決勝戦が行われ、予選リーグを唯一の3戦全勝で勝ち上がった野球日本代表「侍ジャパン」は宿敵・韓国に延長タイブレークの末サヨナラ勝ちを収めて2017年の第1回に続く大会連覇を達成し、賞金2000万円を獲得した。

 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制した侍ジャパンは、これで2019年の「プレミア12」から国際大会21連勝。今大会から就任した井端弘和監督(48)の初陣を飾り、優勝で始まった2023年を優勝で締めくくった。

 17日の予選リーグ第2戦で2―1と辛勝した韓国と中1日での再戦。前回は万波(日本ハム)の1号ソロなどで勝利を収めたが、この日は2回に万波の右翼フェンス上部を直撃する二塁打と佐藤輝(阪神)、岡林(中日)の連続四球で2死満塁としながら前日3安打&5出塁の藤原(ロッテ)が右飛に倒れて無得点。絶好の先制機を逃すと、その後も無得点が続いた。

 0―0で迎えた3回には、先発右腕・今井(西武)が先頭を四球で塁に出し、続く送りバントを一塁・牧(DeNA)がファンブルして無死一、二塁。1死後、4番のノ・シファンに真ん中へ入った初球スライダーを左中間への二塁打とされて2点先取された。

 だが、0―2で迎えた5回、自らの失策が失点に絡んでいた牧が2死走者なしの場面から左翼スタンドへ1号ソロを叩き込み、1点差。この一発で流れが変わった。

 6回には先頭の万波がこの試合2本目の二塁打を右翼線に放ってチャンスメークし、門脇(巨人)が今大会4戦目にしてチーム初の犠打を決めて1死三塁。佐藤輝の中犠飛で追いついた。

 だが、2―2のまま9回で決着がつかず、タイブレーク制の延長戦に突入。無死一、二塁から始まるタイブレークでは10回に5番手右腕・吉村(ヤクルト)が併殺打で2死三塁としたあとでユン・ドンヒに中前適時打されたが、続く2死一、三塁のピンチは抑えて1失点どまり。

 その裏、代打・古賀(西武)が初球で送りバントを成功させ、1死二、三塁。4番・牧が申告敬遠されて1死満塁となると、坂倉(広島)の中犠飛でまずは3―3の同点とした。なおも続いた2死一、三塁で万波が申告敬遠されて2死満塁。ここで打席に入った門脇(巨人)が左前にサヨナラ打を放った。

 先発右腕の今井は4回5安打2失点で降板したが、0―2の5回からマウンドに上がった2番手左腕・根本(日本ハム)が3者連続を含む4三振を奪って3回を1安打無失点と好投。桐敷(阪神)、田口(ヤクルト)の左腕リレーで相手の追加点を許さず、勝利をものにした。

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