マリナーズが大谷争奪戦から撤退か?「現実的な検討課題に入っていない」と番記者報道

[ 2023年11月19日 06:22 ]

GM会議で大谷について話すマリナーズのディポト編成本部長
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 大リーグ公式サイトのマリナーズ担当ダニエル・クレイマー記者が18日(日本時間19日)、「情報筋によると、現在、大谷翔平獲得がマリナーズの現実的な検討課題に入っていないそうだ」と報じた。

 マリナーズは長く、大谷獲得に強い興味を持っていると信じられており、GM会議でもジェリー・ディポト編成本部長が「30球団が来て欲しいと思っているのは確か」と発言していた。だが、実際には早々と撤退する方向だという。

 クレイマー記者は考えられる理由を列挙。大谷獲得のコストが高すぎる。24年のマリナーズの補強予算との兼ね合い。補強しなければいけない点は複数あるのに、一人の選手にほぼ全てを使いたくない。他の複数の補強ポイントの方が優先順位が上。単純に大谷が他のチームに行きたがっている…などなど。

 とはいえ投手陣が強力なマリナーズにとって、このオフの一番重要なゴールはインパクトのある打者を獲得すること。大谷は最もフィットする選手のはずだった。しかもマリナーズの主力選手たちが、23年にポストシーズンに進出できなかったことで、FA市場でもトレード市場でも、フロントはインパクトのある選手を獲るべきとシーズン終了時に強く訴えていた。

 クレイマー記者は、こんなに早く大谷を諦めてしまっては、チーム内に新たな緊張を生むのでは、と懸念している。

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