【侍ジャパン・ライブ解説】森繁和氏 大谷の本塁打はNPBの選手では考えられない凄まじい打球 配球は…

[ 2023年3月12日 20:22 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―オーストラリア ( 2023年3月12日    東京D )

WBC1次R<オーストラリア・日本>初回、先制3ランを放ちペッパーミルポーズで生還する大谷(撮影・光山 貴大)
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 ウェブサイト「スポニチアネックス」では「侍ジャパン・ライブ解説」と題し、リアルタイムで解説します。WBC1次ラウンドB組で3連勝し、16日の準々決勝進出を決めている侍ジャパンは、オーストラリアと対戦。4戦全勝での1位突破を目指す戦いで、本紙評論家の森繁和氏(68)が、先発した山本由伸投手の投球などを徹底分析します。

 大谷は凄いとしかいいようがない。前夜のチェコの先発投手もそうだったが、直球に力のない投手が大谷からアウトを取るにはチェンジアップやカーブという遅い球でタイミングを外すしかない。オーストラリア先発の左腕シェリフも初球にカーブ。2球目もカーブを投げてきた。バッテリーからすれば狙い通りの配球だったはずだが、大谷はほとんど崩されずコンパクトなスイングではじき返した。スタンドには届くかと思ったがあそこまで飛ばすとは…。NPBの選手では考えられないような凄まじい打球だった。

 ヌートバーも存在感を高めている。この日で4試合目だが、ボール球にほとんど手を出していない。積極的にバットを振っていても選球眼がいいからヒットの確率が高い。勝負強さもあり、足もある理想的な1番打者。強豪チームと対戦する準々決勝以降は制球がよく動くボール駆使する投手との対戦が多くなる。MLBでもまれているヌートバーなら初見でも対応し、チャンスを作ってくれるだろう。

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