WBCコロンビア メキシコ撃破の殊勲者はメジャー経験ゼロのスラッガー キャリアで最高の本塁打

[ 2023年3月12日 10:36 ]

コロンビアのレイナルド・ロドリゲス(AP)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でメキシコを破ったコロンビアのヒーローは6番一塁のレイナルド・ロドリゲス(36)。メジャーでのプレー経験はなく、ヤンキース、レッドソックス、ツインズ傘下のマイナーで長くプレー、他、コロンビアやメキシコのプロリーグでもプレーしてきた。

 今回代表メンバーに入っていなかったが、他の選手がケガをしたために、最後の最後に加わっている。それが予想外の大活躍。5回はメジャーを代表する左腕フリオ・ウリアスの93・4マイルの内角直球を高く打ち上げ、レフトのポール際に落ちる2点本塁打。7回は1死2塁のチャンスに2番手右腕ルイス・セッサの外角低め81・8マイルのスライダーをとらえ、強烈なピッチャー返し、足に当たった打球が右前に転がり適時打となった。4打数3安打3打点の大活躍だった。ロドリゲスはプロで16シーズンプレー、マイナーでの116本を含め、プロ選手として通算224本のホームランを打ってきた。言うまでもなく今回の一発は特別だ。キャリアで一番重要な本塁打かと聞かれると、「100%」と笑顔で応えている。

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2023年3月12日のニュース