前回準優勝のプエルトリコがニカラグアに快勝 前回MVPのストローマンが2安打1失点の好投

[ 2023年3月12日 06:11 ]

ニカラグアに快勝し、喜ぶプエルトリコナイン (AP)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、前回準優勝のプエルトリコが11日(日本時間12日)マイアミのローンデポットパークでニカラグアに9-1と快勝。3万5千人のファンがスタンドを埋め熱狂的な声援を送った。

 前回米国代表でMVPを獲得したマーカス・ストローマン投手がプエルトリコの先発。4回3分の2、65球を投げ、ソロ本塁打を1本許したものの、平均90・8マイルのシンカーを軸に2安打1失点、2奪三振の好投。その後もプエルトリコ投手陣は5人の継投で4回3分の1を2安打無失点に抑えた。

 試合が動いたのは1-1の5回裏。1死から8番DHクリスチャン・バスケスが四球、9番捕手マーティン・マルドナドの中前打で1・3塁のチャンス、1番遊撃フランシスコ・リンドアが一塁内野安打でバスケスが生還し、リードした。リンドアは一塁ベース上でヘルメットを取り、プエルトリコのチーム団結の象徴であるブロンドの髪を手でくしゃくしゃにしたあと、ベンチを指さし、チームメートを鼓舞。その後2番中堅エンリケ・ヘルナンデスの左前打で満塁となり、3番右翼MJ・メレンデスが中前に2点適時打、4番三塁エマニュエル・リベラの投ゴロの間に三走ヘルナンデスが生還、5番二塁ハビア・バエズの右前適時打と続き、この回一挙に5点が入った。7回も2死から、四球、二塁打でチャンスを作り、三ゴロ失で加点、バスケスの中前2点適時打などで3点を加え、9-1と突き放した。

 リンドアが2安打1打点2得点、バエズが2安打1打点1得点、バスケスが2安打2打点1得点、マリドナドが2安打1得点とメジャーのレギュラー選手の活躍が目立っている。

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2023年3月12日のニュース