電気技師の好投にCEOも祝福!?チェコ投手 大谷から奪った三振に歓喜「その瞬間、世界が止まった」

[ 2023年3月12日 22:58 ]

WBCチェコ代表のサトリア投手(AP)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しているチェコ代表のオンジェイ・サトリア投手(26)が敗れた11日の日本戦を振り返り、大谷翔平投手(28=エンゼルス)との対戦について地元メディアに語った。

 本職が電気技師のサトリアは大谷との対戦で2度凡退に打ち取るなど、3回5安打3失点で降板。敗戦投手になったものの120キロ台の“超遅”速球と変化球がネットでも話題を呼んだ。

 試合後、地元メディア「iDNES.cz」の取材に応じたサトリアは「私の人生で最高の野球体験でした」とコメント。同メディアでは大谷が一塁手M・メンシクに対し「彼(サトリア)は素晴らしいコントロールを持っていて、僕の人生のなかでこれほど遅い球を見たことがない」と語ったと報じた。

 さらにサトリアは4万人を超える観客の前で初めてプレーしたことに「日本で侍ジャパンとずっと戦いたいと思っていたので、その“夢”が叶いました。私は今日の経験をいつか懐かしく思い出し、自分の子供たちに話す時がくるでしょう」とコメント。

 緊張していたのか?との問いには「はい、とても。最初にヌートバー選手を迎えた時は膝が少し震えていました。でも最初にストライクが決まって落ち着きを取り戻すことが出来ました」と答えた。

 同じく地元メディアの「iSport.cz」では大谷を“野球界のメッシ”と紹介し、その大谷から三振を奪ったサトリアを称賛。この場面についてサトリアが働く職場でも反響があったと報道。日本戦から一夜明けサトリアが「同僚からも絶賛され、みんなもそのシーンを見て、すごい歓声を上げてくれたようです。CEO(社長)からも“祝福”メッセージを頂きました」と明かしたと報じた。

 さらに米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」公式ツイッターではサトリアのインタビュー映像を公開。動画ではサトリアが大谷からの三振について「その瞬間、世界が止まったかのようだった」と喜びの声。三振を奪った記念球を手にし喜ぶ様子も伝えられた。

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