オリ・山岡　開幕投手「狙っている」　由伸&宮城WBC出場濃厚で候補浮上「勝って一年の流れつかみたい」

契約更改を終え会見するオリックス・山岡（撮影・後藤　正志）
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　オリックスの山岡泰輔投手（27）が、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、現状維持の年俸7200万円でサインした。昨年12月に公示された契約保留選手名簿（支配下）に記載された12球団の日本人選手では大トリ。交渉を代理人に任せ、広島で自主トレを行っていたため3年連続で1月下旬の更改となったが「頑張れるような契約をしていただいた」とすっきりした表情で話した。

　会見では自身3度目となる開幕投手に意欲を見せた。エースの山本、宮城が3月にWBCに出場してチームを離れることが濃厚で「そこ（開幕投手）は、どんな状況であれ狙っている。2人がどんな状況で帰ってくるかも分からないので、任せられるとなれば、そこに向けて準備したい」と万全の備えで指名を待つ構えだ。

　19、20年は好投しながらも自らに勝ち星はつかなかった。チームの先陣を切る大役への思いは強く「やっぱり特別。気持ちも違いますし、勝って一年の流れをつかみたいというのもある。気合は入ると思う」と前を向いた。（中澤　智晴）