12球団最速の開幕1軍切符! 阪神・岡田監督が島田、熊谷、植田を“スペシャリスト枠”認定

[ 2023年1月26日 05:15 ]

(左から)島本、熊谷、植田
Photo By スポニチ

 阪神の岡田彰布監督(65)が、12球団最速で開幕1軍メンバーに言及。熊谷敬宥内野手(27)、植田海内野手(26)、島田海吏外野手(26)の3人を、31人枠に入れる計画を明かした。3人は走塁と守備に優れ、1軍で経験も豊富。試合終盤に起用するスペシャリストとして、アレ(優勝)へ向けて重宝していく。

 岡田監督が早くも3選手に開幕1軍切符を与えた。

 「1軍の戦力として今、一番、確定して必要なのは、島田、熊谷、植田やろ。今、一番、1軍のメンバー入りが固いよな、逆に」

 三者ともに足の速さが光る。植田、熊谷は内外野を守れる。外野手の島田には「(島田は)肩とか、いろんな面でな。(評価を)してるしてる」と個別で言及。「走」と「守」に優れ、1軍出場経験も豊富な3人を、試合の途中に起用するスペシャリストとして、戦力に認定した。

 「代走から守備に就けるとか、守備固めでいけるとか、そういうスペシャル(な選手)の方が、俺は戦力として見極めやすいよ」

 05年にリーグ優勝に導いた戦略家が想定しているのは、試合終盤に訪れる攻守で1点を争う場面。打撃に比べて、「好不調の波が少ない」といわれる「足」と「守り」に優れた選手をベンチに入れることで、用兵の計算ができるというわけだ。

 「そら(試合の)後半になったら。足もな、全部が全部、そんなに速いやつではないからな。得点するには、少しでも速いやつの方がいいに決まってるやんか」

 昨秋のキャンプで、個々の適性をしっかりと品定めしていたからこそのスペシャリスト認定。この3人は、現状は控え扱いであっても、オープン戦での「打」の結果次第では、スタメン獲りの可能性もある。

 既に、佐藤輝、大山、近本、梅野、中野をレギュラーに認定し、それに続いて、控えの枠組みにも言及した形。2・1の春季キャンプを前に、岡田監督の構想は着々と進んでいる。(倉世古 洋平)

《熊谷 応援グッズに「恥ずかしい」》
 阪神・熊谷は「走攻守顔の4拍子!」の文字があしらわれた応援クッションの新登場に「恥ずかしい…もうやめてもらいたい…」と照れた。チーム屈指のイケメンを売り出そうと、グッズ数が大幅に増え「今年が一番多い。球場に僕のファンがいたら頑張れる源になる」と笑顔を見せた。広島・菊池との合同自主トレを終え「昨年より状態はいい」と成果は上々。「キャンプでアピールして定位置を獲りにいく」と意気込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月26日のニュース