WBC選出の阪神・中野が誓う「鳥谷」級の神走塁「緊迫した場面で盗塁が決められるように」

[ 2023年1月26日 16:00 ]

中野(撮影・光山 貴大)
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 WBC侍ジャパンに選出された阪神・中野拓夢内野手(26)が会見し「本当に自分でいいのかな、という気持ちもあるけど、小さいころからの夢だったので、しっかり日本のために頑張りたい。やるべきことをやって、世界一に貢献したい」と頂点への意欲を明らかにした。

 阪神の内野手を代表して、世界の舞台に挑戦する。記憶にあるのは先輩・鳥谷敬氏の神走塁だ。2013年大会第2ラウンド1回戦の台湾戦(東京ドーム)。1点ビハインドの9回2死一塁で、一塁走者だった鳥谷氏は必死の思いでスタートを切り、二盗に成功。チームを勝利に導いた。

 「見ていました。アウトになったら負けるという場面で走れる。そのメンタルが凄い。今回もスピードを期待していただいている。鳥谷さんのように緊迫した場面で盗塁が決められるように頑張りたい」

 栗山監督からも連絡を受けた。スピードに加えて、二塁と遊撃の「両方をやってもらうことになる」と伝えられた。阪神では今季二塁固定だが「どっちも経験しているので不安はない。ショートの練習もしっかりやって、両方頑張りたい」とフル回転を誓った。

 「大谷さんと一緒にプレーできるのもうれしい。メンタルとかそういうところは聞いてみたい」と今回の経験をステップアップに繋げる意気込みだった。

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2023年1月26日のニュース