【侍ジャパンWBC足跡】侍30戦士決定!ダルの雄叫び再び――ドリームジャパン09年以来「世界一!」へ

[ 2023年1月26日 14:13 ]

09年決勝、ダルビッシュが最後の打者を三振に仕留め雄叫びを上げる
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 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの全30選手が26日、正式に発表された。6日に先行発表されていた12人に加え、新たに西武・山川穂高内野手(31)、巨人・岡本和真内野手(26)ら18人が決定。投手はWBC日本代表では過去最多の15人で、球数制限がある大会の鍵を握る第2先発を充実させた布陣となった。世界一奪回を目指す栗山監督ら代表メンバーは、2月17日から宮崎で始まる強化合宿に臨む。

 栗山監督は会見の冒頭で「僕とスタッフで一生懸命考えたメンバーを発表させていただきます。(出場への意気込みを示してくれた選手たち)全員を選ぶことはできませんが、世界一になるということだけを考えて選びました」と語った。そして目標を聞かれた指揮官は「世界一!です」と力強く宣言した。

 <侍ジャパン WBC激闘の歴史>

 ■イチローけん引!松坂MVP!執念でつかんだ王ジャパン初代王者
 ◇第1回大会(06年)=優勝
 「侍ジャパン」として常設化される前の日本代表を王貞治監督が率い、1次ラウンドは2勝1敗のグループ2位で通過。2次ラウンドは米国、韓国に敗戦も日本、米国、メキシコの3カ国が1勝2敗で並んだため、失点率が最も低い日本が2位となり、決勝トーナメントに進出。3度目の顔合わせとなった準決勝・韓国戦は6-0で完勝。決勝はキューバに10-6で勝利し、初代王者に輝いた


 ■“持ってる”イチロー伝説V打!ダル絶叫締め!韓国破り連覇
 ◇第2回大会(09年)=優勝
 原辰徳監督率いる侍ジャパンは、1次ラウンドで韓国に敗れるも2勝1敗で2次ラウンドへ。ここでも韓国に1勝1敗だったが、3勝1敗でベスト4に進出。米国との準決勝は9-4で勝利し、韓国と5度目の対決となった決勝では延長10回にイチローが勝ち越しの2点適時打。5-3で世界一連覇を果たした。

 ■初めて国内組だけで参戦 痛恨の重盗失敗…拙攻で消えた3連覇
 ◇第3回大会(13年)=準決勝敗退
 初めて国内組だけで臨んだ侍ジャパンを山本浩二監督が指揮。1次ラウンド3戦目でキューバに敗れ、2勝1敗の2位で第2ラウンドに進出。台湾、オランダに連勝し、ラウンド1位決定戦でオランダを再び倒し、決勝トーナメントに進んだが、準決勝でプエルトリコに1-3で敗れ、3連覇を逃した。

 ■無傷6連勝で決勝T進出も米国に粘り負けて世界一奪還ならず
 ◇第4回大会(17年)=準決勝敗退
 小久保裕紀監督の下、1次ラウンドはキューバ、オーストラリア、中国に3連勝。2次ラウンドもオランダ、キューバ、イスラエルに無傷の6連勝で決勝トーナメント進出。米国との準決勝は、6回に菊池涼(広)の一発で1-1に追いついたが、8回に失点し1-2で敗れ、世界一奪還はならなかった。

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