遅咲きドラフト30巡指名選手が最大85億円の大型契約　レイズ左腕スプリングス

ジェフリー・スプリングス（AP）
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　レイズが左腕ジェフリー・スプリングス（30）と4年総額3100万ドル（約40億円）の契約延長で合意した。大リーグ公式サイトが25日（日本時間26日）に報じた。

　5年目は球団オプションで年俸1500万ドル、契約にはサイヤング賞投票絡みのエスカレーター条項も含まれており、最大で総額6575万ドル（約85億円）にまで膨れ上がる。大リーグでの最初の4シーズンはリリーバーだったが、昨季5月にブルペンから先発に配置転換されて才能発揮。24試合に先発し、122・1回に投げ、防御率2・65。130奪三振、28四球だった。直球の平均球速は91・4マイルと速くはないが、チェンジアップとスライダーを絡め、巧みにボール球を振らせる。

　元は15年にレンジャーズに30巡で指名された投手。18年、19年はリリーバーで43試合に登板、防御率4・90。20年もレッドソックスのリリーバーで16試合に投げ7・08だった。21年にトレードでレイズに移籍、43試合で防御率3・43だった。スプリングスは調停権を持っていて、23年の年俸要求額は355万ドル、球団はカウンターで270万ドルを提示していた。しかしその後の話し合いで、公聴会に行く前に複数年契約で合意している。