巨人首脳陣刷新!デーブ大久保打撃コーチ、阿部ヘッド 阿波野秀幸氏&鈴木尚広氏も招へい

[ 2022年10月7日 02:00 ]

92年、チームメートとして闘った原監督(左)と大久保氏
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 5年ぶりのBクラスとなる4位に終わった巨人が、来季の打撃コーチとして元楽天監督の大久保博元氏(55)を招へいすることが6日、分かった。また、阿波野秀幸氏(58)を投手チーフコーチ、鈴木尚広氏(44)を外野守備走塁コーチとして招へいする。

 今季のチーム打率.242はリーグワースト。山口寿一球団オーナーは原監督の続投が決まった4日に、コーチ人事について「いろんな見直しは必要だと思っています。来年勝てるための体制をつくっていく」と、テコ入れを示唆していた。

 「デーブ」の愛称で親しまれる大久保氏は95年に巨人で現役引退。西武で打撃コーチを務めた08年はアーリーワークを導入するなど、若手選手の底上げを担い、日本一に貢献した。15年に楽天監督を務めて以降は、解説者として現場に足を運んできた。明るい性格で選手との距離を縮める一方、指導者としての厳しさも併せ持っている。亀井外野守備走塁コーチが打撃コーチとなる方向で、2人体制で打力アップを図る。

 ヘッドコーチには阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチが就任する予定。今季ヘッド兼オフェンスチーフコーチだった元木コーチは、内野守備コーチとして作戦部門担当となる見込み。桑田投手チーフコーチはファーム総監督となり、川相昌弘ファーム総監督が1軍総合コーチに就任する方向で調整している。また、投手巡回コーチとして久保康生氏(64)が入閣する見込みとなった。

 ファームの野手担当コーチには橋本到氏(32)、脇谷亮太スカウト(40)が就任予定。コーチ陣を一新し、巻き返しを図る。

 ◇大久保 博元(おおくぼ・ひろもと)1967年(昭42)2月1日生まれ、茨城県大洗町出身の55歳。強打の捕手として水戸商から84年ドラフト1位で西武入り。92年途中に巨人へ移籍し、同年15本塁打をマーク。95年に現役を引退。西武1軍打撃コーチ、楽天2軍監督などを経て、15年に楽天監督を務めた。1メートル80、108キロ。右投げ右打ち。

 ≪金氏、村田氏ら6コーチの退任発表≫巨人は6日、6コーチの今季限りでの退任を発表した。金杞泰1軍打撃コーチ(53)、村田修一1軍打撃兼内野守備コーチ(41)、横川史学1軍打撃コーチ(37)、実松一成1軍バッテリーコーチ(41)、松本哲也2軍外野守備走塁コーチ(38)、後藤孝志3軍打撃コーチ(53)が退任する。

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