新井貴浩氏と言えば金本知憲氏 ファンなら誰もが知る打撃&人生の師匠

[ 2022年10月7日 05:02 ]

2008年、横浜戦で通算1000安打の新井(右端)と通算2000安打を達成した金本が、同時にインタビューに答える
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 広島の来季監督に、OBでスポニチ本紙評論家の新井貴浩氏(45)が就任することが6日、分かった。近く正式発表される見込み。チームは4年連続Bクラスに沈んでおり、リーグ3連覇の立役者で実績、人望、人脈、人気を併せ持つ同氏に再建を託すことになる。

 新井貴浩氏と言えば、ファンなら、すぐに頭に浮かぶのが金本知憲氏ではないだろうか。広島時代から新井氏は慕っており、金本氏がフリーエージェント(FA)宣言で、03年に阪神に移籍してからも親交は続いた。05年に本塁打王を獲得した年も、悩めば金本氏に電話をしてアドバイスを受けていたと後日談で語ったことがある。

 新井氏もFA宣言し、金本氏を追いかけるように08年に阪神に移籍。2008年4月12日の横浜戦では、金本氏が2000安打、新井氏が1000安打と同時に節目に到達した。金本氏が「キモイっすね」と笑い、新井氏は「やはり運命的なものを感じます」と返して、スタンドから拍手と笑いが起こった。金本氏が引退する12年までの5年間は、阪神でチームメートとして戦った。

 また、新井氏が15年に広島に移籍した後、16~18年までは広島・新井選手、阪神・金本監督という敵同士で戦った。紆余曲折を経た“アニキ”との関係だが、新井氏にとって金本氏は打撃の師であり、人生の師であるのは間違いなく、金本氏が猛練習する姿は人生訓にもなっている。

 スポーツニッポンのホームページ「アネックス」では、2人の懐かしい写真を改めて振り返る。

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