戦力外通告の中日・滝野 “クビ”の日に早速YouTube動画配信「ありのままの今を伝えたい」

[ 2022年10月5日 00:24 ]

球団事務所で取材に応じる中日・滝野
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 中日は4日、滝野要外野手(26)らに対して、来季の契約を結ばないことを通告した。滝野は戦力外通告を受けた後の記者会見で、自律神経の病気と闘いながらのプロ生活だったことを公表。今後については未定だが「YouTubeはやろうと思っている」と明かしていた通り、早速、4日深夜に動画を配信した。

 動画には「中日ドラゴンズを戦力外になりました」とのコメントを付け、ファンに感謝しつつ、YouTubeについては「少し前から考えて準備しておりました。(本職としてではありません)。病気のことやそれ意外にも明るく楽しい企画を考えてやっていくつもりです。いきなりですが、本日第一回をアップします。戦力外になった日によくそんなことできるなと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ありのままの今を伝えたいという気持ちで撮らせていただいております。ご理解いただけると幸いです」と説明した。

 動画の中で滝野は、球団事務所に呼ばれる直前の“貴重”な映像も流し、現在の心境や、プレーしていた際の苦悩なども告白。さらに事務所から、手に封筒を持って戻ってくるなど、ありのままの姿を公開した。

 さらに『戦力外通告を受け、今後ユーチューバーとしての活動も視野に入れている』との報道がネットで流れると、ファンから「YouTubeやったら、自律神経もっといかれるぞ、と書いてあったのですが、まさにその通りだと思います。でも、やっぱり克服したいので、あえて自分から、そこでやらないという選択肢はないんです」と心中を明かして、理解を求めていた。

 滝野は大商大から18年ドラフト6位で入団し、ルーキーイヤーだった19年の夏に発症。通院しながらプレーを続け、同じく自律神経の病気を公表している川崎宗則氏にも相談していたという。また、試合前の円陣ではナインを盛り上げるために“カニダンス”を披露するなど、誰もが認めるムードメーカーで、今後のYouTubeでの活躍にも注目が集まりそうだ。

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